米粉発祥の地・胎内
日本で初めて、微細米粉専用製粉工場ができたのは、新潟県の胎内市。市内に2工場を持つ新潟製粉株式会社は平成10年に創業。新潟県が技術開発した米粉の「微細製粉技術」を使い、小麦粉と同じようにパンや麺類、ケーキやお菓子などを作ることができるきめの細かい米粉を全国にお届けしています。米どころならではの品質に定評がある米粉です。
米粉ができるまで | 新潟県の微細製法技術の紹介
美味しくて、使いやすい
新しい米粉を開発しました
細くて滑らかな「新しい米粉」を実現!
上新粉や白玉粉など、かつての米粉は小麦粉と比べて粒が大きく、ザラザラと粗い形をしていました。この上新粉や白玉粉はお団子やお餅に適する特徴を持っていましたが、パンやケーキを作ろうとすると膨らまず、お餅のような食感になってしまいます。上新粉や白玉粉など、かつての米粉をパンやケーキなどに使用するには粒が細く、でんぷんがあまり傷ついていない滑らかな米粉が必要なのです。そこで、新潟県では県食品研究センターが中心となって、特別に微細で滑らかに製粉する技術、「2段階製粉」「酵素処理製粉」を開発しました。
「2段階製粉法」と「酵素処理製粉」
この技術を使うと、大きさが小麦並みの30〜50ミクロンの滑らかな米粉ができます。新潟製粉ではこの技術を投入した世界初の新しい製粉プラントを完成し、どんな料理にも合う「新しい米粉」商品を開発しました。
安心と安全をお届けする確かな技術
「微細製粉技術」
新潟製粉株式会社は、新潟県が技術開発した「微細製粉技術」による新規米粉(新しい米粉)を、世界に先駆けて実用化するために設立されたモデル製粉工場です。日本の自然条件にもっとも適したお米をパンや麺類・洋菓子類、家庭用調理粉など、従来の小麦粉利用食品に、美味しくて使いやすい新規米粉(新しい米粉)を使うことで、日本の食料自給率の向上に寄与したいと考えています。
「多重の安全確保技術」
1998年に設立して第1工場を稼働させ、その間の12年間に培った経験と最新技術を導入した第2工場を2010年から稼働させています。第2工場では単に微細な米粉を作るだけではありません。可能な限りの自動化、強力な磁石と微細なフィルターを使っての混入金属除去、工程ごとにラインを細分化し、管理することにより異物の混入を防止するなど、製品の安全・安心の確保には最新・細心の対応を実施しています。
「原料米は地元・新潟産」
原料の米は国産で、しかも地元農家の皆さんが手塩をかけて育てたものですから、栽培履歴も明らかであり、安心・安全です。
また、第三者検査機関の日本穀物検査協会により、60項目以上の分析をして公表することで、新規米粉(新しい米粉)製品の品質と安全性を担保しています。
契約農家の方々
米粉活用プロジェクトに参加しています。
「R10 プロジェクト」(Rice Flour 10% Project)とは、食料自給率向上のため、小麦粉消費量の10%以上を米粉に置き換える新潟県発の国民的なプロジェクトです。
みんなで食料自給率アップ!
タイナイは、FOOD ACTION
NIPPONの推進パートナーです。「フードアクションニッポン」とは日本の食を次の世代に残し、創るために、民間企業・団体・行政等が一体となって推進する、食料自給率向上に向けた国民運動です。(株)タイナイでは、「フードアクションニッポン」の取り組みの一つである「米粉倶楽部」に加盟し、米粉の普及に向けて取り組んでいます。